夢の国、文化の源 STARWARS IDENTITIES(スターウォーズアイデンティティーズ)へ行ってきた

シェアする

私が小学生の時、スターウォーズが公開されました。
SFXは、それまでウルトラマンやゴジラなどの特撮しか知らなかった私にとってスターウォーズは、まるで自分が冒険に出たみたいで本当にリアルでエキサイティングな映画でした。

しばらくしてロードショーが終わると、当時300円映画というのがあって、(300円で2~3本映画が見れる映画館)そこで再び上映されたスターウォーズをお小遣いで毎週のように見ました。

私のように当時スターウォーズに憧れた世代は、映画の影響でロボット工学を学んだり、医術(エピソード5でルークが腕を落とすシーンにより)を目指したり、映画監督やクリエイターを目指す人も多いと聞きます。

更にジョージ・ルーカスは、この20世紀を代表する冒険活劇を生み出しただけでなく、様々な特殊技術(音響・映像・コンピューターテクノロジー等)を生み出しました。
中でもインダストリアル・ライト&マジック(ILM)は、この後も、誰もが知る映画の特殊効果を手がけ、従来映像では実現できなかったシーンを多く生み出すのです。最近ではアベンジャーズなんかもILMの手によるものです。
歴代世界の映画興行収入ベスト100の中にILMが携わった映画がどれくらいあるでしょう。ほとんど上位独占なのです。

また、僕らクリエイターにとって欠かせないソフト AdobeのPhotoshopもILMが生みの親だって知っていましたか? 凄いですね。

さて、そんなスターウォーズ熱を語りだしたらきりがないのでこのへんでやめるとして、今回は天王洲で開催されているスターウォーズ大展覧会スターウォーズアイデンティティーズに行ってきたレポートをしたいと思います。

これだけのお宝を日本で見られる最後のチャンス

最近ではアートの街として知られる天王洲。
その天王洲にある寺田倉庫で開催されているスターウォーズアイデンティティーズ。
実際に映画の中で使用された衣装や小道具、模型など、スターウォーズファンにとっては涙で前が霞むくらいのお宝度満載の展示品が200点あります。
たとえばC3POやR2D2もロボットではなく、衣装として展示されています。殆どのものがレプリカではなく、実際に映画の中に登場したものなのです。

ケニー・ベイカーが実際に着た(中に入った)R2D2であり、アンソニー・ダニエルズが着たC3POなのです。
これだけでも凄いと思う。C3POなどは、横にチャックがついていて、あ、ここから体入れるんだとか、そういう味方が出来ます。

今まで見たことのあるC3POやR2D2はロボット(置物)でしか見たことがありませんでしたが、これは役者が実際着ていたもので、展示品は抜け殻なんです。
写真で見ても、抜け殻っぽくありませんか?

映画で実際に俳優たちが着用した衣裳や、作中で使用された小道具、模型、キャラクターの設定を決めるために描かれたコンセプト・アートなど、制作過程を辿れる貴重な展示品が約200点ものボリュームで展示されます。

また、これらの展示品は今後、ロサンゼルスに設立されるLucasfilm museumに収蔵されるため、これだけの規模の展示品を見ることができるのは、日本では最後の機会となるようです。

スターウォーズアイデンティティーズの魅力

この展覧会のタイトルにあるアイデンティティ。
いきなり哲学的なタイトルだけに、この意味を知ってから見に行くと面白いです。

アイデンティティ(自己と同一)は、どこにあるのか、人によってはミレニアム・ファルコンだったり、チューバッカであったりするのかもしれないですね。

アイデンティティとは自己と同一化している要素の事である。
@wiki

アイデンティティ(identity)は、英語では「同一であること」「本人であること」といった意味を基本とする。あるいは「身元」「素性」という意味合いで用いられることもままある。ちなみにidentityの動詞形であるidentifyは「同一である(他ではない)と確認する」「本人であることと確認する」といった意味で用いられる。
@実用日本語表現辞典

今回の展覧会の目玉のひとつに、自分だけのオリジナルキャラクターが作れるというものがあります。
もしかすると、このキャラクターが自分と同一のものであり、アイデンティティを意味する一つなのかもしれないですね。

入り口で手首につけるバンドを渡されます。
これを使って展覧会の中にある10箇所程ある機械でクエストに答えていきます。
そして出口付近であなたのキャラクターが誕生します。

これ一度終わったあと、もう一回最初からやりたくなる人も多いと思います。
ネタバレになるので説明はこれくらいに。

ちなみにTwitterなどで検索すると、行った人が作った色々なキャラクターが見られますけど見ないで行ったほうが楽しみがあって良いです。

写真撮影は自由、照明がすごい

この展覧会。フラッシュを焚かなければ写真撮影が自由なんです。凄いですね。
なので私が撮った写真をこの記事では掲載しています。

凄いのは、展示してある背景画像や照明なんです。
写真を撮るとまるで映画のワンシーンのように感じます。一眼なら暗めに撮るのがオススメ。
こういう拘りも流石ルーカスって感じがします。

全部見るのに約1時間半~

展示物は、映画で使った衣装や模型だけでなく、構想原案のイラストや、入り口で借りるイヤフォンで音声案内を聞きながら見る映像などもあります。
それらをじっくりと見ていたら3時間くらいはかかると思います。

ちなみにスターウォーズアイデンティティーズは入場は時間制ですが、何時間いても構いませんから心置きなく滞在できます。

私は映像は飛ばして展示物だけ見ましたが、それでも1時間半以上かかりました。
入場料3200円は展覧会にしては高額ですが、十分に楽しめる内容です。

開催は2020年1月13日まで

スターウォーズアイデンティティーズの開催は2020年1月13日までです。
チケットは前売りなので、事前に購入が必要です。
電子チケットなのですが、入場口でスマホに判子のようなものを押されます。
すると電子チケットの画面にスタンプが押されたような画像が。ここでも凄いテクノロジーを見てしまった。

行こうか迷っているかたは是非!

公式サイトはこちら

The following two tabs change content below.

sawaking

川崎フロンターレ(サッカー)と犬をこよなく愛するクリエイターです。 フリーランス(アートディレクションやコンサルタント)を15年続け、現在は恵比寿にある企業のメディア部門にてディレクターをしています。 企業に務めながらフリーランス時代の遺産を副収入にぬくぬくと生きています。 このブログは、基本的にフリーランスの仕事やアフィリエイトの運営・WordPressのカスタマイズ等について書いていこうと思います。
いちばんやさしいWordPressの教本 第4版 5.x対応 人気講師が教 える本格Webサイトの作り方 (「いちばんやさしい教本」シリーズ) / 石川栄和 【本】
スポンサーリンク




シェアする

スポンサーリンク