ここが辛いんだよフリーランスのライター

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フリーランスのライターは、自分の家の快適な環境で好きな時間に働ける楽な仕事と思われがちですが、実はプレッシャーを感じる辛い仕事でもあります。
どんなときに辛さや苦しさを感じることが多いのか、フリーランスとして数年活動を続けている私自身の目線でお伝えしていきましょう。

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ここが辛いんだよフリーランスのライター

いつ仕事が途切れてもおかしくない

フリーランスのライターは、クライアントから仕事を引き受けることができなければ仕事の機会を失ってしまうので、常に危機感を抱きながら仕事をしています
例えば月収の大半を一つのクライアントの仕事で稼いでいる場合、そこからの仕事が終了した段階で生計を立てることが一気に困難になってしまう訳です。

私自身も、とある時期にウェブサイト運営者からの依頼を受け、一時期の収入の1/3程度を稼ぐライティングの仕事を任せて頂いていたことがありました。
半年程度順調に仕事を受注させてもらえていたので、このまま仕事が続いていくものだろうと考えていたのですが、依頼が突然途絶えて連絡も付かなくなってしまったのです。
結局、それを機に寄稿していたサイトの更新自体もストップしてしまったので、クライアントが今も元気に過ごしているのかどうかさえ分かりません。

別のウェブサイトからの依頼も、サイトの終了と同時に縁が切れてしまった事もありましたし、どんな理由かも分からぬまま新しい依頼が入らなくなった経験も多くあります。
フリーランスは常に競争相手が現れる世界でもありますから、他に優秀なライターが現れた場合には、その方に仕事を取って代わられてしまうというのもよくあるお話です。

笑い話のようになりますが、大口の仕事を貰って喜ぶ夢を見たこともありますし、反対に仕事が途切れる悪夢を見て、明け方に目が覚めてしまったこともあります
フリーランスとして生計を立てている以上、生活がかかっているので、それほどまでに追い込まれてしまうこともあるのです。
仕事が終了する理由はクライアントの事情により様々ですが、とにかく計算が立たずに不安定な側面が大きいという点には辛さを感じてしまいます。

支払いのトラブルが起きることもある

フリーランスのライターとして働く場合、支払いは後払いになることがほとんどなので、修正も含めた納品後に約束していたお金が支払われることになります。
そのため、心理的な立場としてはどうしてもクライアントの方が上になってしまうことが多く、支払いまでの間にひと悶着が起こるということも考えなければなりません。
私は幸いにも大幅な修正を依頼されることのほうが稀ですが、クライアントが納得できる記事に仕上がるまで何度も修正を求められた経験もあります。

修正が入るというのはライターとして未熟だから故でもありますし、クライアントにも喜んでほしいので、私は何度でも修正するというスタンスで仕事をさせて貰っています。
しかし、それでも修正作業だけで合計8回、累計1ヶ月近くの時間を要してしまった依頼に関しては「受けなければ良かったかな」と感じたのが正直なところです。

そういった修正依頼やクレームが入らなかったとしても、納品を完了させた後になかなか入金処理を完了して貰えないというケースにも少なからず遭遇します
光熱費の支払いなどの日時も考慮しながら仕事を受けているので、期日を過ぎても入金して貰えないとなるとヤキモキしてしまいます。
今後も仕事を受けるという立場上、早めに決済を完了するように求めることが難しいという立場にあることも、フリーランスにとっては辛い問題です。

ちなみに、こういった支払いトラブルを起こすようなケースの場合、クライアントがケチということがあります。
最初から値引きを求めてきたり、あと修正の依頼が多いのは女性ディレクターが多い気もします。(個人的な意見です)
最初に怪しいなと思ったら、仕事は欲しいとろこですが、お断りする勇気も大切です。

意外と辛いのが自己管理

フリーランスには定時も残業もありませんが、それはメリットでもありデメリットでもあるということに働いてみると気付くはずです。
起きる時間も寝る時間も自分のさじ加減一つで決められるので、誘惑に負けるとついつい堕落した生活を送ってしまうことになります。
誰からも監督されることが無いので、少し気を抜いていると遊ぶ時間が増えてしまうこともあり、気が付けば月収の目標額に全く届かないといった問題も起こります。

外に出ることが少なくなりますので、運動不足になるという事もあります。通勤って凄い運動なんだなと思います。

また、フリーランスという立場を友人が知ると、「時間に自由があっていつでも遊べる人」という印象を持たれてしまいやすくなります。
「時間に都合つけられるでしょ?今夜食事に行かない?」といった誘いを受けることも多くなるのですが、実際には仕事に追われていて参加できないことばかりです。
仕事を理由に断っても「時間があるのに付き合いが悪い奴」という誤解を抱かれてしまうこともありますから、人付き合いの難しさにも辛さを感じてしまうことがあります。

複数のクライアントから仕事を貰っている以上、納期を守ることは最重要ですし、そのためには人付き合いを制限しながら体調を管理しなければなりません。
体調を崩して休んでも有休などなく、その日の収入がゼロになってしまうというのも、フリーランスにしか無い辛さでありデメリットです。

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sawaking

川崎フロンターレ(サッカー)と犬をこよなく愛するクリエイターです。 フリーランス(アートディレクションやコンサルタント)を15年続け、現在は恵比寿にある企業のメディア部門にてディレクターをしています。 企業に務めながらフリーランス時代の遺産を副収入にぬくぬくと生きています。 このブログは、基本的にフリーランスの仕事やアフィリエイトの運営・WordPressのカスタマイズ等について書いていこうと思います。
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